乗車位置を若干後方に移動した。
すると、バイクに乗るのが面白い。
移動させたのには理由があって、
フルロックの回転をしたかったから。
別に今までの所でも出来なくはないが、
後方にすることでとても楽にできる事が分かったからだ。
それはそれは、今までの苦労が何だったんだろうというほど
楽に回れるようになった。
乗車位置を後方にしたのは、今回が初めてではない。
去年の同じ頃も、後方にこだわって変えていたことがある。
ただ、なぜか不格好なのである。
もともとグラビアモデルのような体型ではないので
普通に乗っても「だるまさん」を彷彿とさせる乗車姿勢なのに、
後方に乗ると、ますます「だるまさん度」が上がってしまう。
なぜ、後方に座ると、上体が起きるんだろうか?
そしてバイクが傾かなくなる。
手が届かなくなるので、胸を向けるなんてとんでもなくなる。
(胸向けたら、手が離れますがな:苦笑)
あまりの格好悪さに、去年は後方をあきらめた。
その時は、まだ楽さに気づいていなかったから、
惜しげもなく元に戻した。
今年、改めてものすごく無様な格好なのはわかったし、
コーススラロームで超鈍くさい走りになるのも
再認識した。
だが、惜しくて元の乗車位置に戻れない。
ゼルビスのセルフステアが感じられる乗車位置を捨てられない。
この位置で練習を続ければ、あるとき経験値が貯まって
ち〜んとレベルアップするんじゃないか、そんな思いがある。
でも、1年経って参加した練習会で、
1年前と変わらず、初級の最後尾を走っている自分に気づくとき、
なにやってるんだろうね〜という気持ちが湧いてくる。
初参加の人にも余裕で抜かされている自分って
何なんだろうね〜という気持ちになる。
早い話が、凹んでいる(苦笑)。
自分ではすごいことを発見して、
意気揚々と練習会に参加しただけに、
無様な記録画像を見て、正直、落ち込んでる。
もう、楽しいだけでいいか……。
だったら、練習会なんて行かなくてもいいよね……。
もしやる気メーターが10めもりあって、
真ん中が「0」のどちらでもない状態だと仮定する。
ここで
「ほんなら、後方に乗ってても、不格好でも
速く走れるようになって、私の仮説を証明してやる!」
というのは+方向に5
「どうせ、先はしれてるんだし、初級の先頭になったところで
なにがどうなる。やめとけやめとけ」
が−5。
なんか、どちらにも行けずに、0のところで泣いている(笑)。
人間、暇やとろくなことを考えない。