サイ子の徒然

日々の暮らしの中で感じることなど……

こだわる場所が違うのは、私仕様【1984年オーウェル】

大学時代の社会学の授業で

「ジョージオーウェル1984年についてレポートを書け」

という課題が出た。

 

いやはや、これがまた、すげー長いし、暗いし……

何度も挫折しながら(してる暇はない)読了。

でも、レポート書くには、他の人の意見も聞かねば、と思って

本屋を回って解説本を何冊か手に取った。

……でも、どれも、「描かれた科学技術との比較」だった。

 

……だれも、言語について語らないの?

 

あれは「イングソック」という言語を貧困化させて

人々の思考を低下させるのが目的で、

今、人々は、それに向かって邁進している……と思うのに、

そういう面から解説している本にはであわなかった。

マジか?問題は空想の科学技術との比較より、

現実の言語のおかれている状況の方が

語る必要のある問題なんじゃないの?

そんなもん、

「♪とき~は2015年♪」

と歌っている、ジェッターマルスのアニメを

「さすがにこれは無理でしたねぇww」

って言うのと同じじゃない?

今となっては、どうでもいいけど。