サイ子の徒然

日々の暮らしの中で感じることなど……

子どもを利用する大人

自分は楽して、社会にPRする方法。

それは「子ども○○コンクール」。

「未来の○○を考えよう!」

「○○について作文を書こう!」

……

コンクールさえすれば、

子どもがそれについて考えてくれる、

展示すれば、社名や運動がアピールできる。

 

って、楽かんがえてんじゃねーよ!

 

「30年後のすんでみたいなこんな町」

 

ってお題で、この時期、絵と作文、プレゼン(イマドキ……)が

うちの市から募集されている。

 

いや、カラオケもない、大型商業施設もない、

風が吹いても雨が降ってもすぐとまるJR、

雇用を生み出す企業もない、

……

今住んでいる子どもたちにどんな夢を見せるんだよ?

オメーらが30年後を想像しろよ!そして行動しろよ!

そんな頭の悪い大人(私もその一人です)が、

子どもの脳みそに乗っかろうとしている過疎地域に、

若者など住もうはずもない。

ホンマ、頭悪いわ。

だからこうなったんやわ……。

 

うちは3人の子がいるけど、

頭悪いなりに、他地域に出て行って帰ってこないわ(笑)。

 

*   *   *   *

 

それで思いだした。

小学生の頃、「未来の琵琶湖を考える」って題で、

クラス単位で模造紙に、未来の琵琶湖を描くコンテストが催されたことがあった。

私は4年生ぐらいで、ちょうど、富栄養化が問題になっていた頃だったので、

みんなで、工業廃水の酷いドロドロの琵琶湖を描いた。

そうしたら、先生方から

「こんなのは誰でも想像できるから、明るい未来を描きなさい」

って、総評で言われた。

なんなん?未来って、明るくなければならないの?

子どもって、無邪気に「ステキな未来」を想像しなければならないの?

あ、そういう教師に育てられたから、

今のうちの市の大人の頭はお花畑なんだねwww

分かったわ(笑)。