35年前の私へ
まずは、いつも全力で頑張っている「私」へ、ねぎらいの言葉を述べ伝えます。
がんばってますね、お疲れ様です。
そして、ありがとう。
「私」が頑張ってくれたから、今の私がここにいるのです。
文化祭もお疲れ様。
その時描いていた漫画、今もあるのですよ。
ええ、大事に残しているのですよ。
そのくらい、「私」は私の中で輝いていたのですよ。
悲しいこともあるでしょう、辛いこともあるでしょう。
もうすぐやってくるバレンタイン、誰にチョコを渡すのか、
実は私、知ってます。本当は、渡して欲しくないけどね~(笑)。
未来の私が過去の「私」にどのくらいネタバレをしてもいいのか分からないけれど、
もう、この時期まで来たら、いいのではないかと思い、この文をしたためています。
「私」の好きな「彼」、残念だけど、「私」とはひっつきません。
いや、本当に残念だけど。
「彼」、いい人だよね。
でも、お互いの経験値が少なすぎる状態では、
二人の接点がないさ。
でも、心配しなくてもいいよ。
35年経ったある日、再会の日が来るよ。
そして、恋人にはなれないけれど、
それはそれは長文の電子メッセージをやりとりすることができるよ。
自分の机の上、あるいは手の中に、文字を打てる道具があって、
テレビのような画面を見ながら、文章を書くと、
電子の力でそれが暗号化されて、一瞬にして相手の手元の機械に送信されるんだよ。
クラスが離れて全く話せなくなるけれど、
お互いが重ねた日々の中で、妙な共通点ができていて、
どんな人生だったか、どんなことを考えているか、
高校生には思いも寄らない穏やかさで交流することが出来るようになるよ。
彼、彼女として、甘い思い出を残すことすらできないけれど、
上記のようなステキなおじさんおばさん同士になれるよ。
人生、捨てたもんじゃないよ。
がんばれ、「私」。
そして、生き抜け。
応援しているからね。うん。大丈夫。あなたはババアになっても、
いや、ババアになったときの方が十分幸せだよ。
ガンバレ、「私」。
35年経った私より。