自分比懐かしのDVD視聴後
『エリア88 燃える蜃気楼』
のDVDを購入、視聴した。
大学生の頃、act.3が劇場公開され、
一人で映画館へ観に行った作品。
(うら若き乙女が一人で観る映画とちゃう〜:笑)
漫画を熟読しているため、
ストーリー的に目新しいものを求めていたわけではないが、
ファンの一人として観ておかねば、というような感覚だった。
漫画よりキャラの身長が大幅に伸びているのは嬉しかったような気がするが、
だからといって、それ以上どうということはなかった。
惰性でLPは買っていたが……。
さて、30年の時を経て、今日観てみると、
実に興味深い!
なにがって、ドラマのそこここに当時の世相が!
ミッキーが「アベックばっかり」とぼやいたシーン、
昭和生まれの私にはなんの引っ掛かりもないが、
きっと平成生まれの子どもが聞いたら「何?」となるだろう。
「カップルばっかり」「リア充ばっかり」
とか言うんだろうな。
社長の運転手付きの車に車内電話があったり、
ケータイはなく公衆電話だったり。
そして、この前まで知らなかった
「車のミラー事情」が如実すぎて感動!
東京の道路ではほとんどの車が「フェンダーミラー」で、
フランスの道路では全て「ドアミラー」。
丁度これくらいの時代だったことが判明。
極めつけは、OHPが現役であること!
動画さんは、若干OHPの熱と静電気を経験してないかな
と疑われる部分もあるが、
シートの交換の仕方がリアル。
シートを重ねる技法は漫画に出てくるので
動画さんの手柄ではないものの、
サキがあれほどOHPの使い方に精通しているとは、
OHPマスターの私としては、大変に嬉しい話。
バブル期の生き証人(DVDだが:笑)として、
何かあったらこれを見せようと、
末永く手元に置くことに決定。
時代が移ったことで、
私の中で新たな価値が見いだされた貴重な逸品。